小学5年生の算数|平行四辺形の面積

平行四辺形の面積は、
どうすれば求められる?

長方形なら「たて×横」で面積を求められます。平行四辺形も、形をよく見ると長方形で学んだ考え方を使えます。

STEP 1|長方形ではない図形

この平行四辺形の面積を、どう求める?

平行四辺形は斜めになっているので、そのままでは長方形の「たて×横」を使えないように見えます。

平行四辺形

そこで、面積を変えずに、求め方を知っている形へ変えられないか考えます。

STEP 2|切って動かす

端の三角形を反対側へ移すと、長方形になる

左端をまっすぐ切り、その三角形を右側へ移してみます。

左の三角形を、そのまま右端へ移す

切った部分を移動しただけなので、面積は変わりません。

平行四辺形の面積 = できた長方形の面積
平行四辺形は、面積を変えずに長方形へ変形して考えられます。

STEP 3|底辺と高さ

「高さ」は、斜めの辺の長さではない

平行四辺形では、面積を求めるときに使う辺を底辺といい、底辺から向かい合う辺までの垂直な長さを高さといいます。

底辺高さ斜めの辺

高さは、底辺と直角に交わる向きに測ります。斜めの辺が長く見えても、その長さを底辺にかけるわけではありません。

STEP 4|公式ができる理由

長方形の「横」が底辺、「たて」が高さになる

切って動かしてできた長方形を見ると、横の長さは平行四辺形の底辺と同じで、たての長さは平行四辺形の高さと同じです。

長方形の面積=横×たて
平行四辺形の面積=底辺×高さ

公式を覚えるだけでなく、長方形に変形できるから「底辺×高さ」になると考えておくと、どの長さを使えばよいか分かりやすくなります。

理解チェック

底辺と高さを見つけて計算しよう

次の平行四辺形の面積を求めましょう。

cm²

数学クエスト Q352「平行四辺形の面積」

STEP 5|傾きが変わったら?

底辺と高さが同じなら、傾きが違っても面積は同じ

次の3つは、どれも底辺と高さが同じ平行四辺形です。

傾きが変わっても、長方形に直したときの横とたて、つまり底辺と高さが同じなら面積も同じです。

まとめ

平行四辺形は、長方形に変えて考えられる

平行四辺形の面積 = 底辺 × 高さ

高さは、底辺から向かい合う辺までの垂直な長さです。斜めの辺の長さではありません。

平行四辺形の一部を切って移すと、面積を変えずに長方形にできるので、この公式になります。