中学数学・連立一次方程式

連立一次方程式の問題|
加減法・代入法の解き方を学んで練習問題に挑戦

連立一次方程式は、2つの方程式を同時に成り立たせるxとyを求めます。ポイントは、文字を1つ消して、すでに学んだ一次方程式にすること。加減法と代入法を順番に学びましょう。

連立一次方程式って何だろう?

x + y = 7
x − y = 1

「x + y = 7」だけなら、xとyの組み合わせはいくつもあります。しかし、もう1本の「x − y = 1」も同時に成り立たせる必要があります。

2つの方程式を組み合わせたものを連立方程式といい、両方の式を同時に成り立たせるxとyの値を解といいます。

Q1 次の2つの式を両方とも満たす組み合わせは?

x + y = 5
x − y = 1

x=3、y=2を代入すると、3+2=5、3−2=1となり、2本とも成り立ちます。

文字を1つ消せば、一次方程式になる

x + y = 7
x − y = 1

2本の式を足すと、+yと−yが打ち消し合います。

(x + y) + (x − y) = 7 + 1
2x = 8

文字が2つあった式が、xだけの一次方程式になりました。このように2つの式を足したり引いたりして文字を1つ消す方法を加減法といいます。

① 文字を1つ消す → ② 一次方程式を解く → ③ 求めた値を元の式へ戻す。これが基本です。

Q2 加減法で解こう

x + y = 9
x − y = 3
x = 0
y = 0

2式を足すと2x=12なので、x=6。これをx+y=9へ代入すると、6+y=9よりy=3です。

そのままでは文字が消えないとき

消したい文字の係数がそろっていないときは、式全体を何倍かして係数をそろえます。左右の両方を同じ数倍するので、等式は保たれます。

Q3 係数をそろえて加減法で解こう

2x + y = 7
3x + 2y = 12
x = 0
y = 0

1本目を2倍すると4x+2y=14。ここから2本目の3x+2y=12を引くとx=2です。2x+y=7へ戻すと、4+y=7なのでy=3です。

もう一つの方法「代入法」

y = 2x + 1
x + y = 7

1本目からyが何に等しいか分かっています。そこで2本目のyを「2x+1」に置き換えると、x+(2x+1)=7となり、文字がxだけになります。

加減法も代入法も、目的は同じです。文字を1つにして一次方程式へ変えるための方法です。

Q4 代入法で解こう

y = x − 2
2x + y = 7
x = 0
y = 0

2本目のyをx−2に置き換えると、2x+(x−2)=7。3x−2=7、3x=9なのでx=3。y=x−2へ戻してy=1です。

加減法と代入法、どちらを使う?

係数が同じ、またはそろえやすいときは加減法が便利です。x=○○、y=○○の形になっている式があれば代入法が使いやすくなります。どちらの方法でも、正しく文字を1つにできれば解けます。

負の数を含む連立方程式

解が負の数でも考え方は変わりません。正負の数と一次方程式で学んだ計算を使って解きます。

Q5 総合問題に挑戦

2x + y = 1
3x − y = −6
x = 0
y = 0

2式を足すと5x=−5なのでx=−1。2x+y=1へ戻すと−2+y=1なのでy=3です。

求めた解を検算しよう

Q5が解けたら、求めたxとyを2本の式へ戻して確かめます。

x = −1、y = 3 のとき
2×(−1)+3 = 1
3×(−1)−3 = −6
2本とも成り立つので正しい解です。

連立一次方程式の解き方を整理しよう

① どちらの文字を消すか考える ② 加減法または代入法で文字を1つにする ③ 一次方程式を解く ④ 求めた値を元の式へ代入して、もう一方を求める ⑤ 2本の式へ代入して確かめる

いちばん大切なのは、「文字を1つ消して、一次方程式にする」という考え方です。

連立一次方程式をもっと解いてみよう

解き方が分かったら、CALCで繰り返し練習できます。CALCでは難易度に応じて係数を変えながら、先に整数のx・yを決めてから2本の方程式を作るため、連立方程式を解くこと自体に集中できます。