小学6年生の算数|分数

分数のかけ算
「何分の何」をかける意味から考えよう。

分数のかけ算も、ただ「分子どうし、分母どうし」を覚えるだけではありません。「ある量の何分の何」を求めると考えると、計算のしくみが見えてきます。

STEP 1|分数 × 整数

同じ分数が何こ分あるかを考える

25 × 3 は、25 が3こあるということです。

25+25+25=65

分母5は1こ分の大きさなのでそのまま。2こ分が3組あるので、分子は 2×3=6 になります。

理解チェック①|分数×整数

25 × 3 を計算しましょう。

答えを入力

数学クエスト Q383「分数×整数」

STEP 2|分数 × 分数

「3/5の2/3」を図で考える

23 × 35 は、35 の 23 を求める計算と考えられます。

まず、もとの「1」を5等分して、そのうち3つ分を取ると 35 です。

① まず 3/5 を表す

次に、その 35 を3等分して、そのうち2つ分を取ります。1/5ずつの部分も3つに分かれるので、もとの「1」から見ると全体は15等分されています。

② 3/5 のそれぞれを3等分し、その2/3を取る

選ばれた部分は、15こに分けたうち6こ分です。

35の23=615

つまり、23 × 35 は 615 になることが、図からわかります。

STEP 3|答えを簡単にする

6/15は約分できる

図から求めた 615 は、分子と分母をどちらも3で割ることができます。

615=6÷315÷3=25

だから、23 × 35 の答えは 25 です。約分の意味ややり方を確認する

STEP 4|計算のしかた

分子どうし、分母どうしをかける

図で見た15等分は、分母の 3×5。選ばれた6こ分は、分子の 2×3 になっています。

23×35=2×33×5=615=25

このように、分数どうしのかけ算では分子どうし、分母どうしをかけて、最後に約分します。

理解チェック②|分数×分数

23 × 35 を計算しましょう。

答えを入力

数学クエスト Q385「分数×分数」

STEP 5|計算を楽にする

かける前に約分してよい

計算のしかたがわかったら、もっと簡単にできます。分子と分母に同じ数があるときは、かけ算をする前に約分できます。

23×35→21×15=25

先に約分すると、6/15を作ってから約分するより、扱う数が小さくなり計算しやすくなります。

STEP 6|積の大きさ

かけ算をしても、大きくなるとは限らない

8 × 34 は、「8の 34」を求めることです。8全部ではなく、その4分の3なので答えは6。8より小さくなります。

8×34=6

1より小さい正の分数をかけると、もとの正の数より積は小さくなります。「かけ算をすると必ず大きくなる」わけではありません。

理解チェック③|積の大きさ

8 × 34 の積は、8と比べてどうなりますか。

数学クエスト Q386「真分数をかけた積の大きさ」

STEP 7|面積にも使える

辺の長さが分数でも、たて×横

たて 23m、横 34m の長方形でも、面積は「たて×横」で求めます。

23×34=612=12m²

理解チェック④|分数と面積

たて 23m、横 34m の長方形の面積は何m²ですか。

答えを入力

数学クエスト Q387「分数と面積・体積の公式」

まとめ

分数のかけ算は「何分の何」を求める計算

① 意味を考える

「ある量の何分の何」を求めるときにも、かけ算を使えます。

② 分子・分母をかける

分数どうしでは、分子どうし、分母どうしをかけます。

③ 約分を確認する

かける前に約分できるところを見つけると、計算が簡単になります。